RAMSIS Excellence Award授賞式

ヒューマンソリューションズ社は、今年のRAMSISユーザーカンファレンス（RUC）において、前回に引き続き、人間工学および車両内装設計分野で優れた科学研究成果を挙げた若い科学者にRAMSIS Excellence Awardを授与しました。

今年のRAMSIS Excellence Awards受賞者は2人で、それぞれ賞金500ユーロが贈られました。シュテファン・シノル（Steffen Schynoll）氏は、同氏がミュンヘン工科大学人間工学研究室でまとめた「Evaluation of a Variable Ergonomics Test Bench for Trucks（トラック用可変人間工学テストベンチの評価）」と題する修士論文で受賞しました。コブレンツ応用科学大学（RheinAhrCampus Remagen）のルカ・ターラー（Luka Thaler）氏は、「Spinal column and pelvis position in the driving position of passenger cars – a development of anthropometric and cross-vehicle posture schemes for computer-aided occupant simulation（乗用車の運転姿勢における脊柱および骨盤の位置 – コンピュータ支援乗員解析のための人体測定および車両間共通姿勢体系の開発）」と題する修士論文で受賞しました。この論文は、スポーツ医療技術に関する同氏の研究をまとめたものです。

RUCでは、RAMSISの運用に関する情報交換に重点が置かれました。各企業の人間工学専門家が自社のプロジェクトについて報告したほか、ヒューマンソリューションズ社従業員は最新動向を発表しました。いずれも、増え続ける新たな要件への対応に向けたデジタルヒューマンモデルの適応がテーマでした。RAMSIS Excellence Awardは、人間工学分野の研究と実践を結び付けるもので、大学生が取り組んでいる課題を示しています。